古都・京都を偲ぶ酒。 城巽菊
八十余年の時を超え。 「城巽菊(じょうそんぎく)」は、当店初代の祖父 西本与三吉(よさきち)が、明治の初めに自家醸造販売しておりました清酒の名称です。 明治の初め、当地が二条城の巽の方向(東南、すなわち城巽)に位置していることから、この名前が命名されました。 京都盆地特有の冬の底冷えを活かし、京都ならではの、優雅で、しかも凛とした気品漂う酒だったと聞き及んでおります。 しかし、戦前に物がなくなり醸造業は廃業し、小売業だけを続けて行く事になりました。 私が小学校四年生の時、学校から帰ってびっくりしました。天井をも破って置いてあった大きな醸造用の樽がなくなっていたのです。 業者の方がかなりの値で買っていったと後に父母から聞きました。当時、子供が悲しむような事は、学校に行って家に居ない時に事を済まして少しでも辛い思いをさせまいとしたのです。
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喜多酒造株式会社 ◆ 住 所 滋賀県東近江市池田町1129 ◆ 代表者 喜多良道 ◆ 創業年 文政3年(1820年) ◆ 杜氏名 家 修(能登杜氏) |
◆ 蔵の歴史・銘柄の由来 実り豊かな近江米の収穫できる市場町八日市で、初代の喜多儀左ェ門が酒造りを始めました。当時は屋号を「天満屋」と称し、近隣の農家より米を買い受け、酒を造り八日市の周辺で酒を売っておりました。以来、酒造業を代々受け継ぎ、188年。現在は八代目:良道になります。 『喜楽長』という銘柄は、お客様に喜び、楽しく、酒を飲みながら、長生きをしていただけるようにと、念じつつ名づけたとのことであります。 ◆ 蔵元の方針 『酒は美味しもの』 『良き酒とは、水晶玉のごとく』38歳の若さでなくなった先代の社長がよく話しておりました。父親の歳を越え、酒造りを真剣に考える時、心に強く感じる言葉であります。まさに、現在の私ども喜楽長が求める喜楽長の姿を示しております。 日本の伝統文化である日本酒の良き姿をを継承しつつ、高品質で個性ある日本酒を醸し出すことに日々精進努力する事が、私たちの生き甲斐であり喜多酒造の変わらぬ姿勢です。 |
城巽菊(じょうそんぎく)~八十余年の時を超え~当店オリジナル清酒!!
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